土圧(泥土圧)式 基礎知識

2021年5月号 大中口径管推進工法の基礎知識② 土圧(泥土圧)式編

2021/4/28

  土圧式推進工法は、昭和50年前後の年代に泥水式推進工法に続き開発され、密閉型の推進工法の主力技術として発展してきました。特に、大口径では多くの施工で採用されています。その理由は、ほぼリアルタイムで掘削土砂の確認ができ、掘進や回転速度、推進力や排土の調整で泥土性状や掘削土の土圧の調整が容易にできること等から、大断面でも土質や切羽状態の変化への対応性に優れている「信頼性」ではないでしょうか。この優位性は、シールド工法における採用実績の多さからも知ることができます。  土圧式推進工法は、先行し開発された泥水 ...

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基礎知識 泥水式

2021年4月号 大中口径管推進工法の基礎知識① 泥水式編

2021/4/2

  泥水式推進工法は、推進工法を代表する工法であり、日本だけではなく海外でも多くの施工で利用されている工法です。小口径から大口径まで広範囲な管径に適用できる工法であり、土質の汎用性も高く、泥水圧で水圧に対抗する特徴を持っていることから、特に帯水層地山においては際立った性能を発揮します。  本工法は、創成期では、管内操作の掘進機が主流でしたが、早くから遠隔操作が基本となっている工法であるとともに、地上の処理プラント設備までは、掘削地山を露出開放させないで連続的に搬出する施工方法であることから、施工の安全性、 ...

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発進・到達

2021年3月号 発進と到達の既設構造物の利活用

2021/3/10

 連載しております発進・到達ですが、先月号では、主に小口径管路の発進・到達立坑として汎用的なケーシング式立坑と大深度かつ大口径にも適応できるアーバンリング工法を紹介しました。今月号では、既設構造物を発進・到達に利用した施工を特集いたします。  推進工法では、掘進機(先導体)や管材及び推進器材の投入設置、また掘進機等の回収が必要になるため、発進・到達のための立坑を構築することが一般的ですが、既設の人孔や管きょからバイパス路線を新たに分岐構築する場合など、仮設立坑を用いることなくその既設構造物を発進や到達部と ...

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小型立坑・省面積 立坑施工技術

2021年2月号 立坑構築技術

2021/2/2

 非開削工法には、掘進機や管材等の投入や回収のため、発進および到達立坑が不可欠です。立坑には、仮設立坑を構築する場合と既設構造物を利用する場合がありますが、これらを2箇月にわたって特集いたします。今月は「仮設立坑」、次号では「既設構造物」を利用するものを発進・到達として連載してまいります。 仮設立坑は、ご存知の通り鋼矢板、ライナープレート、ケーシングなどを用いて仮設の土留め壁を構築して内部を掘削して用いるものですが、今回は専用の構築機を用いて立坑を構築するケーシング立坑とケーシング立坑等に到達する推進工法 ...

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将来展望 海外展開

2021年1月号 推進工法への夢と期待

2021/1/10

 明けましておめでとうございます。 新しい年である令和3年が始まりました。読者の皆様におかれてはそれぞれにあらたな目標と抱負をもって新年を迎えられたことと思います。  昨年は新型コロナウイルス感染症一色の1年間でした。感染症は、中国の武漢に始まりあっという間に全世界に拡散し経済にも社会にも大きな影響を与えています。下水道業界はリモートに置き換えられないリアルな世界ですがそれでも会議や採用活動などにリモートの導入が進んできています。感染症は様々な負の甚大な影響を全世界に与えていますが、人と人との直接的な交流 ...

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基礎知識

2020年12月号 推進工法進化論

2020/12/10

  日本で初めての推進工事は、1948年に兵庫県尼崎市において国道2号線と国鉄の交差する箇所で、ガスのさや管を手動のシップジャッキを用いて行われました。それからの推進工法は、70年余りで急激に進化してきたことは皆さんご存知のことと思います。この進化の過程において、目まぐるしく時日が流れたことを改めて振り返ることで、さらなる発展に繋げるきっかけになるのではないか?また、推進工法が確立されるための要求事項は何か?皆さんの現在の認識(イメージ)は、開削<推進<シールドではないでしょうか。このイメージを脱却するの ...

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土質管理

2020年11月号 土質の変化に対応

2020/11/10

 日本の推進技術は、昭和23年(1948)国内初の工事を行って以来、今日までの70余年の間、多様かつ高度な技術を積み上げ発展してきました。特に昭和30年代に高度経済成長期を迎えたことで、工業化が急速に進み、それに伴い都市部の人口も急増したため工業排水や生活排水が増大し、公共水域の汚染が深刻化したことを受け、昭和45年(1970)下水道法改正時に公共水域の水質保全に係る一項が加えられました。これにより下水道整備が加速化したこともあり、推進技術は急速な技術の進歩・発展を遂げ、今日においては長距離推進や急曲線施 ...

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将来展望 総合 他

2020年10月号 創刊400号記念 ~担い手育成と市場拡大に向けて~

2020/10/10

 現在の建設業界の喫緊の課題は就労者不足です。さらに就労者の高年齢化と若年層の不足も課題です。高年齢の就労者は仕事の知識と経験が豊富である反面、数年後には身体的な問題や気力などの低下などによる離職の可能性が高いことが懸念されます。若年層の不足については建設業全体として若年層の就労割合が低く、人気がない職種であることが要因であるといえます。  推進業界としての課題は、国内の下水道における新設の推進工事が減少していることです。本誌の創刊当時であれば下水道工事だけでも十分に工事の件数もありましたが、下水道処理人 ...

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推力低減・長距離

2020年9月号 長距離推進のゆくえ

2020/9/10

  長距離推進施工は、本誌でも多くの施工事例が報告され、数年おきに特集として取り扱われているテーマです。  大中口径管推進工法では1スパン1,500mを可能とし、シールド工法とのボーダレスになっており最近の浸水対策としての雨水管建設等に活躍しています。また、小口径管においても同様に、高耐荷力管推進工法では300m、低耐荷力管推進工法においても100mを超える施工実績があります。  これらの長距離推進は、掘進機(先導体)の開発や軸方向耐荷力が大きく曲線に対応可能な推進管の開発、推進力低減措置としての滑材と注 ...

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安全管理 施工管理

2020年8月号 推進工事の施工管理(工程・安全・品質)

2020/8/10

 推進工法は技術の進歩が目覚ましく高度な施工技術が要求され、従来の考え方の施工管理では対応ができなく個々の検討や措置が必要となり、高度な施工管理が要求されています。適切に施工管理を行っていても、いったん施工トラブルが発生すると工期遅延・品質不良・労働災害および公衆災害等、社会生活へ悪影響を及ぼすことになります。  推進技術の進歩に伴い施工リスクが変化しており、長距離・急曲線・大深度(大土被り)化などの特殊条件の施工では、推進力の限界、推進管の破損、規格値からの逸脱、思わぬ箇所での土砂崩壊等の施工に対するト ...

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© 2021 月刊推進技術