下水道展

2021年8月号 推進技術・最前線

下水道展は昭和62年(1987年)から始まり、平成2年(1990年)は中止されたものの、それ以外は毎年連続して東京と地方を隔年開催され、その年の最新技術を展示してきました。しかし昨年はコロナの影響で大阪インテックスでのリアル展示は中止され、その代わりにバーチャル下水道展が開催されました。全部で80数社の企業がバーチャル展示されましたが、本誌に登場する推進業者・工法協会は3社、コンサルタントが4社、資機材関連が4社と推進技術業界の展示は例年の50社程度と比べほぼ壊滅状態でした。
 これは掘進機や推進管などの大型の実物展示など、迫力あるリアル展示に毎年注力してきた推進関連企業がバーチャルに慣れていなかったこと、既に自社ホームページを開設しており、バーチャル展示との内容の区別や展示の効果が解らなかったことなど理由は色々と考えられます。
 今年は昨年ゼロであったワクチン開発・接種などの根本的対策が可能となったため、東京オリンピック・パラリンピック同様にリアル展示ができるようになりました。しかし、推進業者・工法協会は19社、資機材関連が10社と例年より寂しい出展者数となりました。
 展示が適わなかった昨年の分を取り戻すべく、かなり気合を入れての展示になると思いますが、感染症対策のため、従来の展示方法が通用しません。
 ソーシャルディスタンスの確保のための通路拡大によるブース面積の縮小、マスク着用、消毒液の常備、来場者の非接触式検温、などニュースで言われるような対策は各所で実施されると思います。
 しかも展示会場の隣の大阪インテックス1号館はワクチン集団接種会場となっています。
 おそらく来年度も感染症対策は継続されると思われる(会場は入場者数が多い東京開催となる)ので、この機会を利用して効果的な感染症対策を各社が習得できる機会なればと考える次第です。
 さて、本来の推進技術の展示ですが、各企業は2年分の進化をアピールすることと思います。
 本号では展示縮小などによりアピールできない分を補う意味もあり、今年も意欲的な展示企業の特集を行います。また、これまでの下水道展特集号に引き続き総論では、推進技術の基本や最新技術の見方を指し示すような解説を頂いております。
 毎年楽しみな展示が見られる下水道展より一足早くその一部を本誌でご覧になっていただき、本会場に行けない読者の情報補完になれば幸いと思います。
(編集担当:林 茂郎)

巻頭言 下水道展’21大阪開催に寄せて
大阪市建設局長
渡瀨 誠
今月の推論 下水道コンセッション事業が抱える潜在課題とは
下水道老異端児
総 論 推進工法設計のヒント ~下水道展:推進工法の見どころ~
㈱東京設計事務所東京支社下水道グループ
出來山 敏久
本誌下水道展特集から観る推進工法の歩み
(公社)日本推進技術協会技術部長
川合 孝
下水道展特集 これを見れば推進のトレンドがわかる
2時間で全てまわれる!! 推進技術見学ルートマップ
下水道展'19横浜 出展予告と展示の見どころ
投 稿 1スパンが石積暗渠からボックスカルバートに変化するCMT改築推進工法による敷設替え事例
京都府木津川市建設部建設課課長
久保田 明
随 筆 りんかい線のお話
日特建設㈱技術開発本部技術企画部
山梨 太郎
ゆうぞうさんの山紀行 第66回 中央アルプス空木岳
藤代 裕三

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