小型立坑・省面積

2020年5月号 狭隘空間での施工

  推進工事は、ライフライン建設に利用されることが多いことから、都市部で採用されることが多い工法です。しかし、建造物が密集している都市部では、施工のための用地確保は困難な状況にあります。このため、小スペースでの施工実施を求められることや道路占用での施工が求められることが多くなっています。道路や歩道を利用しての工事について、我が国の道路脇には電柱が存在することが多く、有効に使用できるスペースがさらに少ないです。同時に道路上部には多くの電線、ケーブルなどがあることから、上空の空間も狭いことになります。
 道路占有の施工においては、自動車、歩行者が施工現場の直近を往来する状況であるため、安全確保についても留意する必要があり、さらに近隣の人々に対する環境への配慮が求められています。このような状況下での施工を実施してきた推進業界においては、様々な狭隘空間での施工を可能とする推進技術が活用され、交通や人々の生活に極力影響を与えない安全で確実な施工に配慮してきています。
 そこで、本号では、道路、歩道占用などの狭隘空間での施工現場における創意工夫と克服した施工例を記述していただく特集としました。今後の推進工事の製品開発、推進工事施工の参考となればと思います。
(編集担当:佐藤徹)

巻頭言 「禍を転じて福と為す」今こそ発想の転換を
青木あすなろ建設(株)執行役員東京土木本店副本店長(公社)日本推進技術協会理事
鴨川  透
今月の推論 技術力と人材(人手不足と人材不足は別の話)
傍若無人
総 論 忘れてはならない狭隘空間での安全対策と施工対応
(公社)日本推進技術協会技術部長
川合  孝
狭隘空間での施工についての概要
機動建設工業(株)代表取締役(本誌編集参与)
中野 正明
特 集 狭隘現場におけるコウワ工法による鋼製ケーシングおよびMMホール施工例
MMホール協会技術委員
酒寄 一成
L-Mole工法による狭隘空間での立坑構築と施工対応
L-Mole工法協会事務局長
山田 昭彦
住宅街の浸水解消に向けた狭隘道路における施工事例
アイレック技建(株)非開削推進事業本部営業部
石井 英彦
サン・シールドは問題点を新しい技術で解決します
サン・シールド(株)代表取締役
米森 清祥
サン・シールド(株)技術開発部副部長
斉藤 俊二
小型立坑による発進と既設貯留管への到達
ジオリード協会会員(株)紙谷工務店土木部部長
池田 欣也
ジオリード協会会長
脇田 清司
投 稿 安全で信頼性の高い泥水式推進工法での既設マンホールへの到達事例 ~アンクルモールシャトル工法~
札幌市下水道河川局事業推進部管路保全課
橋本 航汰
(株)鈴木東建現場代理人
亀田 智樹
大栄建設(株)推進施工工事部課長
多喜 雄一
随 筆 門仲界隈・中川船番所
日本エッセイストクラブ会員
齋藤 健次郎
ゆうぞうさんの山紀行 第51回 連休中の川乗山 (川苔山)
藤代 裕三

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