小型立坑・省面積 発進・到達

2018年2月号 狭隘空間での施工 ~困難な施工条件を克服する推進工法の技術~

 我が国は、将来的には人口減少が予想されていますが、都市部への人口集中の影響から、都市の狭隘化が進行することが想定されます。同時に超高齢化も進行するため、ユニバーサルデザインによる電柱などの地上設備地下化や歩道、自転車道などの整備などの人々が利用しやすい環境作りが求められています。建設工事施工においても、環境に影響を与えない要求の高まりがあり、さらには、既設構造物間での施工も求められており、坑内設備、坑外設備とも限られたスペースや離れた場所を利用しての施工が必要なことが多くなっている状況にあります。
 コンパクトもしくは極小な製作品を作成するのは、海外と比較して、日本が得意としているところです。推進業界においても、様々な狭隘空間の施工を可能とする推進技術が発案されており、推進工事の施工に対しては、地中施設の輻輳化、重層化が進行している中、それらを回避するための事前調査や回避、対処できる推進方法の選定や工夫がなされ、坑内、坑外の限られた空間の中でも、交通や人々の生活に極力影響を与えない安全で確実な施工を実施されています。
 そこで、本号では、狭隘空間での施工を可能にする推進機械の製品開発の過程、現場においての創意工夫で狭隘空間を克服した施工例を記述していただく特集としました。
 実際には、施工が可能となったといっても安全面などで、まだ工夫が足りない部分もあるとも言われています。そのような課題についても、記述していただければ、本企画が、今後の推進工事の製品開発、推進工事施工の参考となると考えています。
(編集担当:佐藤徹・宮地武士)

 

 

巻頭言 まちづくりとベトナム展開
日本大学生産工学部土木工学科教授
今月の推論 役所OBの存在価値
全日本発注者団体連合協議会副会長
総 論 狭隘空間での施工技術と安全管理
(公社)日本推進技術協会安全部会長
畔田 忠彦
限られた空間での推進工事について
地建興業(株)工務部課長
大石 真樹
解 説 φ1,500mm立坑からの発進を可能にしたアンクルモールV工法の概要と施工事例の紹介
(株)イセキ開発工機建機営業部長
新谷 英樹
小立坑発進型エスエスモール工法の施工事例と解説
ジオリード協会積算・技術部
原辺 泰秀
よりコンパクトな立坑からの施工をめざして ─コマンド工法φ3,500mm立坑シリーズの開発─
(株)アートコーポレーション営業本部長
金子 恵太
コマンド工法協会技術員
秋山 大一
発進立坑用地を省面積化 ~省面積立坑システムの推進工法への適用について~
戸田建設(株)土木工事技術部
中山 卓人
大都市の狭隘空間で施工するデュアルシールド工法 都市部で求められる急曲線・長距離施工
(株)福田組東京本店土木部技術部推進・シールド担当部長
小野塚 良明
推進工法における特殊な発進方法
機動建設工業(株)関東支店営業課
荒木 大介
随 筆 私を支えてくれている仕事に役立つ名言集
(株)奥村組
光安 誠彦
NAGANO 1998 ~Olympic legacy~ (1)
長野油機(株)製造部資材課
山口 雅永
先達に学ぶ温故知新 第五回 推進工法とともに歩んだ40年 その2「国際交流」
元(株)日本下水道管渠推進技術協会常務理事
石橋 信利
ゆうぞうさんの山紀行 第24回 雪の北横岳
藤代 裕三
俳句会便り 第六十二回 中本郷顔記念「東雛」俳句会便り

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