発進・到達

2019年9月号 直接発進と直接到達 その2

 今月の特集は先月に続き「既設構造物間における推進施工技術」の「直接発進と直接到達」です。都市部の地下空間には、上下水道、ガス、電気、通信等のライフラインが縦横に敷設され、さらには鉄道、道路、共同溝といった極めて重要な構造物が多く建設されています。そのうえで成り立っている社会・経済活動に大きな影響を与えることなく維持しながら、過去に建設された建築物・構造物等を新陳代謝し、さらに新しい防災施設やライフラインの建設を進めることが求められています。
 推進工法においては、立坑を必要としない既設構造物からの発進・既設構造物への到達を要望され技術開発が行われてきました。掘進機の小型化や分割化によってマンホールからの発進、到達においては掘進機の回収に必要なスペースを小さくする方法だけでなく発進側に戻してしまう、さらにはそれを人的作業でなく自動で行う等の目を見張る進展を遂げています。しかしながら、既設構造物での施工は、発進・到達部を開口するために発生する構造物欠損に対する補強や地盤の安定確保、構造物への推進反力の取り方等、決められた仕様の汎用的な立坑での施工とは異なり、様々な条件下での施工となります。
 先月から続く本特集では、たくさんの施工事例を紹介し、それぞれの現場条件での施工における工夫等を共有できたらと考えています。平成29年(2017)にも「既設構造物への直接到達」として2か月連続の特集を組みました。「既設構造物間における推進施工技術」は需要が高まっているというよりも、当たり前のモノになっています。
 本特集が、皆さまの業務の一助となれば幸いです。
(編集担当:森治郎)

巻頭言 建設業 魅力の発信
(株)福田組理事東京本店副本店長(土木担当)土木部長
齋藤 秀明
今月の推論 子供たちが主役、笑顔が輝いていた!
知恵須 納人
総 論 既設構造物到達における施工上の留意点
(公社)日本推進技術協会事務局長
西口 公二
特 集 推進工事での発進・到達方法の多様化と掘進機の対応について
ジオリード協会事務局長
新川 大一
到達時の安全性と敷設管路の品質確保 ~超泥水加圧推進工法~
超泥水加圧推進協会技術広報委員
肱黒 秀樹
到達部の地盤改良に頼らず既設マンホールへ直接接続
ツーウェイ推進工法協会
竹内 貴亮
パイプリターン工法による代表的な既設管・既設構造物への到達事例
パイプリターン工法協会事務局長
秦  勝則
随 筆 くだけた話
ベビーモール協会事務局
重盛 俊樹
投 稿 玉石混り砂礫層および花崗岩層におけるアーバンリング立坑の施工
-竜西国営施設応急対策事業 天竜川伏越建設工事-

(株)熊谷組名古屋支店竜西作業所作業所長
大西 廣和
トピックス トピックス下水道展'19横浜 取材レポート
ゆうぞうさんの山紀行 第43回 大朝日岳登頂
藤代 裕三

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